スパイクに起因する消費電力の抑制に関する検討
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概要
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完全同期式設計を行ったLSIではクロック系にスパイクが生じることはなく, データ系に生じるスパイクもタイミング設計に問題がなければF/Fを通過する際に消滅することになるため, ファンクション上の問題が生じることはない。しかし, 消費電力の観点からは, スパイクが生ずる毎にトランジスタに電流が流れるため, 消費電力増大を引き起こす原因となる可能性がある。今回データ系に生じるスパイクがLSIの規模や種類によってそれぞれどの程度全体の消費電力に影響を及ぼすかをサンプルを用いて評価した結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24