CFDコードを用いた異機種並列計算機の性能評価
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概要
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計算機の公表されているピーク性能に対し, 実効性能がどの程度になるかは, 実際に計算機を用いる研究者にとって最も興味のある点である。近年, 並列計算機が様々な分野で使われ始めているが, 現在の並列計算機には幾つかのタイプ(アーキテクチャ)があり, また並列化手法も必ずしも統一されていない。従って, 並列計算機の実効性能がどの程度になるかは大変興味のある問題である。日本原子力研究所計算科学技術推進センターでは, 平成8年4月より複合並列計算機システム(COMPACS)を導入し稼働を始めている。COMPACSは51台の異なる並列計算機から構成されており, 異機種間の性能の評価には都合のよい環境になっている。そこで, 本論文では, 同一の流体コード(CFDコード)を用いて同じ問題を同じ条件のもとで解くことによって各並列計算機の実効性能とタイプの違いによる各並列計算機の特微の違いを調べた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24