係り受け文法による確率文脈自由文法を用いた言語モデルの検討
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概要
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現在, 最もよく用いられる言語モデルにN-gramがあるが, 自然言語の分析にはよく文脈自由文法に基づいた構文解析が用いられる. このような研究の一つとして確率文脈自由文法 (Stochastic Context Free Grammar : SCFG) に関する研究がある. LariとYoungは, 確率文脈自由文法の学習を行うInside-Outsideアルゴリズムを提案している. 文献[4]ではSCFGの学習を試みていたがN-gramの性能に及ばなかった。また, このアルゴリズムは非終端記号数の3乗に比例して計算時間がかかってしまうという欠点がある. そこで本研究では、Inside-Outsideアルゴリズムに後述する係り受け文法を組み込むことで, 性能を落とさずに計算時間を短縮する方法を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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