Virtual Officeにおけるオフィスビュー管理機構
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
計算機の小型化、高性能化、およびネットワーク技術の発展にともない、分散形態での計算機の利用形態について、数多くの研究が行なわれている。いわゆるグループウェアと呼ばれるものは、人間が行なう共同作業を、分散計算機システム上において支援するためのものである。我々が開発を進めているVirtual Officeシステムは、データベース技術を基礎として、計算機の中にオフィス空間を仮想化し、使いやすい利用者インターフェース、通信機器との統合、複数利用者間のコミュニケーション、セキュリティの保証などの観点から、日常のオフィスでの作業を、個人の独立を保ちつつ、共同作業を支援するためのシステムである。我々は[2]において、利用者がそれぞれに適したオフィス空間を設定するため、オフィス空間記述言語を定義した。本稿ではこれをさらに発展させ、計算機中でのオフィスの仮想化というVirtual Officeの利点を生かした、オフィスビューの管理機構について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28