リフレクションを用いたGHCデバッガの構成手法
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概要
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これまで多くのデバッガは,言語処理範の組込みとしてユーザに提供され,ユーザはそのデバッガが提供する機能をそのまま利用してデバッグを行なってきた.他方,デバッグ対象となるプログラムは,解くべき問題の領域やその解き方を反映したものである.それゆえプログラムに応じたデバッグ法というものがありうる.しかしながら,組込みデバッガは通常拡張可能ではなく,プログラムに応じたデバッグは支援されない.そこで,プログラムのイメージに沿った効果的なデバッグ環境を目指して,ユーザによるカスタマイズを許すようなデバッガを考察する.このようなデバッガが広く受け入れられるためには,カスタマイズ操作が容易でなければならない.本稿では,対象プログラムのデータおよび制御のモニタリングをリフレクションによって行なう枠組みについて議論する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28