OS検証用の新コンピュータ・アーキテクチャ・シミュレータ
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概要
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従来、新規に計算機を開発する場合、言語処理系、OSなどの検証はターゲットとなる計算機が作成されてから行われた。このため、ターゲットハードウェアがないとOSなどの検証が行えないため、計算機の開発効率としてはよいものではなかった。この問題を解決する方法の1つに、ターゲット計算機をソフトウェアでシミュレートするシミュレータを作成し、有効に使用することである。今回、我々が開発したOS検証用のシミュレータは、ターゲットは計算機提供前に、OSなど従来ターゲット計算機がないと検証できないようなプログラムの検証環境を提供する。このOS検証用シミュレータの内部構造を解説し、このシミュレータを用いて、実際にターゲットハードウェアが必要とされるプログラムの検証の適応効果について論じる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28