気候シミュレーションプログラムの並列処理における格子点分割の変換とその効果
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概要
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差分法のような2次元や3次元格子点上の物理量を計算するモデルを分散メモリ型並列計算機上で並列化する場合,要素プロセッサ(以下セル)間の負荷のバランスや通信量を考慮した格子点の分割法,及びセル間の効率的な通信方法などを考慮する必要がある.今回,我々は気候シュミレーションプログラム(MRI・GCM-1)の並列化を試み,並列化の際に必要となる上記のような項目について考察した.本発表ではそのうち格子点の分割方法と通信回数,負荷のかたよりとの関係,また負荷のかたよりを防ぐための格子点分割の変換方法について述べる.また当社の高並列計算機AP1000の緒言を用いてこれらを評価した結果についても述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28