ストアードモジュール/トリガを使ったスキーマ情報管理
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概要
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近年、国際標準としてのSQLも機能強化が進み、これに伴ってデータベースを構成する要素や構造を表現するためのスキーマ情報も複雑になってきている。我々は、リレーショナルデータベース管理システムRIQSII-V2を開発するにあたり、スキーマ情報の発展性を考慮し、SQL自身のスキーマ定義言語によるスキーマ情報の定義と、ストアードモジュールおよびトリガによるスキーマ情報の参照、保守方式を採用した柔軟性のあるスキーマ情報管理方式を開発・実装した。ストアードモジュールおよびトリガは手続きであるが、データベース構成要素の一部を構成し、スキーマ情報として管理される。本稿では、我々の実装したスキーマ情報と、その管理方式を報告する。また、RI(リファレンシャルインテグリティ)に代表される表制約定義のトリガを用いた実装方式を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28