オブジェクト指向データベースにおけるクラス階層構成法
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概要
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クラスの継承はオブジェクト指向の主要な特長のひとつである。基本的なクラスを元に、種々の属性、メソッドを徐々に追加したサブクラスを作成することは、人間の直感にあい、また思考範囲の自然な限定である。しかし、オブジェクト指向データベースを利用する場合、現実には、クラス定義をしてからデータを生成するのではなく、データが先に存在してこれに合ったクラス階層を定義しなければならない。多くのデータが与えられ、これらに対するクラス階層を構成してデータベースを構築することは、必ずしも容易な作業ではない。本論文では、クラス階層構成の困難さ、好ましいクラス階層の指針、クラス階層構成の手続きについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28