記憶装置としてDATを使用したシステム
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概要
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現在一般的に使用されているファイルシステムでは、一般的に一つのファイルは一種類の情報で構成されている。この様な環境で、マルチメディアの応用において音声と画像を同期して扱う場合は複数のファイルを関連づける考えが必要となる。音声と画像を同期して扱う目的で、ランダムアクセス可能な記憶装置を使用する場合、ファイルの記録位置の情報の読み取りや実データの読み取りを行う事により、ヘッドのシーク時間が情報の記録位置により大きく変化するため、データの流れを時間的に揃える事はホストに大きな負担をかける。特に動画を使用し、記憶装置としてディスクを使用する場合は、セクターへのランダムなアクセスによりシーク時間が大きく変化するため、なめらかにデータが得られず、動画の表示が一時停止する様な障害が発生しやすい。この原因としてはデータの動きを図1で示す様な障害の発生を防ぎ、システムとしての経済性や取扱いの簡単さ、将来性などを考慮して、DATをマルチメディア用の記憶装置として使用し、データが複合した構造のファイルを管理可能なシステムを構築試作した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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