2次元情報による簡易立体図形作成の一手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
プレゼンテーションを目的とするドキュメントに図柄を活用すると、見やすさが向上し、理解がはかどり、大きな効果がある。実際のドキュメントには基本的な立体形状の図柄などが多く見受けられる。そのような図柄の図形をオフィスにおける一般ユーザでも手軽に作図できることはドキュメント作成の効率を上げるうえで重要である。立体的な図形を作成する一般的な方法として3次元グラフィックスを利用する方法があるが、高機能及び高品質である反面、操作が簡単ではない、計算コストが高いなど、オフィスユースには向いていない。2次元グラフィックスを利用する場合には線や面を組み合せて作図することになるが手間がかかるうえに、立体的に色付けする作業が難しく、問題がある。他に2次元情報の処理だけでも立体的な画像や図形を作成する方法の試みがある。これらは陰影づけを主目的としており、多様な形状や陰影表現に適用させるものであるが、処理の必要な情報を与えるのが簡単ではなく、これもオフィスユースには向いていない。本報告では2次元情報で、単純な形状の立体図形を手軽な操作と処理により生成する方法を提案する。
- 1992-09-28