カメラ視野制御のための線路消失点抽出
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概要
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列車前方の線路映像を認識することにより、信号の識別や踏切の安全監視を行う技術は重要な課題である。一般の自動車と違い列車は2本のレール上を走行するため、線路画像認識においてはこの線路の抽出が基本となる。つまり、線路を基準に相対的な位置関係から認識対象を見つけることができるという、鉄道独自の特徴に着目した手法が有効となる。しかし線形によらず常に最適な視野の線路映像を得ることが、情景認識の前提となる。雲台上のカメラの画角は先頭両自身の動きに拘束されるため、バン等の適切な制御が必要になる。しかし遠方の線路消失点を予め認識できれば、カメラの画角制御のための情報としてフィードバックすることができる。本報では、線形特徴を考慮した画像処理及びニューラルネットワーク手法による線路消失点抽出について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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