現用システムの異常検出時における動的な通信経路切替えの一手法
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概要
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富士通では、異機種間通信を実現させるべく共通プロトコルとして、国際標準であるOSIプロトコルをサポートしてきた。これによって、各種ネットワークの形成が可能となり、小規模なものから大規模なものまでバリエーションが増えてきた。今般、各システムにおける異常、システムヘの負荷等からシステムの停止が余儀なくされるのが、問題視されてきている。「システムのノンストップ化の実現」を望む声が高まっているのである。富士通は現在まで、通信を行っているシステム(本稿では現用システムと呼ぶ)で故障が発生した場合、そのシステムと同等のシステム(本稿では待機システムと呼ぶ)が通信を肩代わりする手法を実現してきた。今回実現した方式は、待機システムヘの切替えをより一層短時間に実現するものである。本稿では、このシステムの切替え手順を解説し,その実現における工夫点について述べていく。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28