通信会議システムにおける表示制御方式の検討
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概要
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複数地点に分散する端末をISDN等の通信媒体で結び、静止画及び動画等を用いた通信会議を行う場合、参加者間のコミュニケーションを円滑にし、作業効率の向上を図ることが重要となってくる。参加者間のコミュニケーションを図る手段の一つとして、テレライティングやテレポインティングがある。これらは、個々の参加者が行うライティング、ポインティング情報を他の参加者の画面上にも表示するものであるが、従来は、図1に示すような共有ウィンドウと個人ウィンドウの二種類のウィンドウを用い、共同作業と個人作業を独立に制御していた。今回は、テレライティング、テレポインティングの、情報を選択表示/送信可能にすることにより、一つのウィンドウ上で共同作業と個人作業を行なうことを可能とする表示制御方式を検討した。本稿では、その機能概要と実現方法について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24