2分木をアクセスする並列メモリのためのスキュウィングスキーム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
木構造は、基本的なデータ構造の1つである。本稿では,2分木の任意の部分木をアクセス可能とする並列メモリのためのスキュウイングスキームを提案する。並列メモリとは、複数のプロセサが複数のメモリモジュールを並列にアクセスし、データ構造の特定の要素群を操作するためのものである。2次元配列の任意の行や列をアクセス可能なEXORスキュウ、加算スキュウなどがよく知られている。ここでは、並列にアクセスするデータ数と等しい数のメモリモジュールにより、任意の部分木をアクセス可能な並列メモリを扱う。なお、これまでに、木をアクセスする並列メモリの提案がいくつかあるが、それらはすべて、アクセスするデータ数よりも多いメモリモジュールを必要とするものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24