プロトタイピング手法を用いたソフトウェア開発手順と品質管理技法
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概要
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近年、C&C(Computers and Communications)技術の発展によって開発されるシステムの機能・性能はますます高度化し、大規模化・複雑化するとともに広域化・ネットワーク化が進んでいる。このため、ソフトウェア要員の不足、バックログの増大などによりソフトウェア危機が叫ばれた。このような問題を解決するためソフトウェアの生産技術・管理技術が研究開発され、ソフトウェアの工程能力は大きく向上し、ソフトウェアの品質と生産性は着実に改善されてきた。当社においても、SWQC活動などを通じソフトウェアの開発工程における生産品質の作り込みを積極的に図ってきた。システムを新規に開発する場合、開発工程の上流でシステムの魅力度が決まってしまう。しかし、従来からのソフトウェア開発工程に従った開発手法では、開発の上流工程でシステムの魅力度を評価するのは困難である。そこで、従来のソフトウェア開発工程にプロトタイピング手法を取り入れ、生産品質と魅力的品質を同時に作り込ん。本稿では、プロトタイピング手法を用いたソフトウェア開発手順と品質管理技法について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24