車両運用計画エキスパートシステムの開発
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概要
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鉄道の車両の基地である車庫内には多くの車両が在籍している。車両は毎日既に決まっているダイヤ(系統と呼ぶ)に従って運用されるが、どの車両がどの系統を走るかは毎日専門家の手で決定されている。系統には表示幕設備車両の車種指定や、検査の有無などの属性があり、専門家はその制約を考慮しなければならない。一方、車両は系統を走る合間に、法律や規則により定められた検査や、車体洗浄などの作業を行う必要がある。車両運用計画は、これらの条件をあるものは必ず、あるものはできる限り満たしつつ、系統及び作業を、車両に割り当てる作業である。今回この車両運用業務を行う実運用のスケジューリングエキスパートシステムを開発した。本システムは、スケジューリング機能の他に、車両内の車両の物理的な配置計画を行う留置計画、故障時の車両計索、車両データの管理、各種帳票の出力などの機能を備え、鉄道車庫における車両運用業務全般をサポートしている。本稿では、本システムの推論機構構築方法を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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