知的財産権管理機構を備えたオンラインメディアシステムの試作
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概要
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インターネットWWWの普及に連れ,デジタル化に起因する著作権や版権等の知的所有権侵害の危険が増大している.しかし,著作物の私的利用は合法的な既得権であり,情報加工技術の普及発展も必然である.これらを考慮すると,一方的に法的に取締まるよりも,積極的に著作物を活用させるはうが望ましいと考える.我々は,著作物の積極的活用を目的としてWAN上に展開するオブジェクト指向データベースを基幹とするメディアシステムの基本原形を開発した.このメディアシステムを全参加者の情報共有空間と位置づけ,データベース更新監視機能を拡張して,情報空間内部でのコンテント二次利用と権利保全の両立を可能にした. また履歴情報に基づく個人向け配信"ONE to ONE"メディアも実現可能とした.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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