広域ネットを含むバックエンドデータベース仮想化の一手法
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概要
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オンラインで手に入れることのできる情報には、インターネット上で公開されている情報や、パソコン通信サービスで提供されている情報をはじめ、ローカルなグループ内で共有しているデータベースにある情報や、個人のパソコン上のファイルまで、さまざまな種類のものがある。こうした、あらゆる情報源の中から、必要とする情報を収集するためには、一般に以下のような手順が必要になる。 手順1.データベース検索式の設定 手順2.検索対象データベースの選定 手順3.対象データベースへのアクセスと検索実行 手順4.検索結果の解釈 旧来のデータベース検索においては、これらすべてを逐次手動で実行しないかぎり、情報を入手できない。例えば、データベースを検索するにあたって、検索したいことがらを式の形に表せなければ、検索を実行できないし、検索結果として返されたデータの出力形式が分からなければ、データを解釈することができない。しかしながら、これらの手順を実行するにあたっては、さまざまな問題がある。もし、欲している情報が漠然としたものであり、明確にキーワード等で表せなければ、検索を行うことができない。また、予め、どのデータベースにどんな情報があるのかを知っていなければ、適切なデータベースの選択を行うことはできない。さらに、選択したデータベースへのアクセス方法、そこでの検索の実行方法についても知っている必要がある。そのデータベースの検索結果の出力形式についても、当然知っていなければならない。結果として、必要な情報を収集するために、その情報内容とは直接関係のない思考を強いられ、本来の業務の生産性低下につながる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04