グループ作業で共有するドキュメント管理モデルに関する提案
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概要
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システム開発や商品開発などのような、ある達成目標を持ったプロジェクトを単位としたグループ活動においては、その中で取り交わされるドキュメントが、その時点でのグループの状態や方向性を非常によく表している。そこで、我々は、図1に示すようなグループ活動の中でよく発生する、一連の遷移を持つドキュメント間の相互参照関係を設定する事によって、グループの活動プロセスを表現できると考えた。その結果蓄えられたドキュメントは、作業引き継ぎ資料やプロジェクトの進捗・経過報告資料作成、作業進捗管理業務等に活用できるようになる。我々は、この機能構築に当たり、HYPER TEXTをベースとしたWorld Wide Wed(WWW)を用いた。しかし、ドキュメントを単にWWWのファイルとして管理するだけでは、新規ドキュメントの追加時にリンク元のファイルのメンテナンスが必要となり、リンク関係の保持が難しくなる。また、必要なドキュメントを検索する機能を付加することも困難である。そこで、本論文では、簡易にリンクのメンテナンスを行え、且つ検索機能を付加する事の出来る、ドキュメント管理モデルを提案し、その上で作成したグループ内の作業管理AP「オフィス情報管理」について説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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