状態遷移表を中心としたマイコン組み込みシステム用開発環境ZIPC : 具体的応用例
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概要
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ZIPC V4.0w(以下ZIPC)は状態遷移表を中心とし、上流の設計工程から下流のデバッグ工程までをシームレスに接続した、マイコン組み込みシステム用ソフトウェアを開発するためのCASEツールであり、設計レベルでの動的検証、ソースコートの自動生成、設計書を生かしたオブジェクトのデバッグなどといった機能を提供している。従来、マイコン組み込みシステム用のCASEツールは市場にほとんど無かった。その理由はいくつか考えられるが、実際の製品開発に活用できるだけの実用性がどこまで確保できるかが最も重要な問題である。本稿では、ZIPCを用いて実際にアプリケーションシステムを開発し、以下の諸点から、開発環境としてのZIPCの実用性を検証した結果を報告する。 (1)設計レベルでどこまで検証作業が可能か (2)自動生成したオブジェクト効率はどうか (3)デバッグ工程をどれだけ支援できるか
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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