プログラム開発環境の検討
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概要
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コンピュータのハードウェアの機能が上がるにつれて、作成されるプログラムも次第に大規模なものへと移ってきている。個人向けコンピュータにおいては簡単なツールとしてのプログラムよりも大規模なアプリケーションが利用される率の方が多くなり,ますます大きなプログラムを作成する場面が増えてくると予想される。すなわち大きなプログラムを作る要求が高まっているのだが、現在の開発環境には、プログラムの巨大化に対する考慮がほとんどなされていない。そのため、その環境を利用するユーサーは、自分が細かな配慮をする必要がある。環境を提供するベンダーもいずれかはその問題を解決する製品を提供するであろう。本稿において著者の考える解決の方向性の一つを示す。開発環境といえば言語と処理系の組合せで極めて多くの種類があるが、ここではUNIXにおけるコンパイラ言語に注目して話を進める。これを選んだ理由は、これに類似する開発環境が世の中で一番多く用いられているからである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04