空調負荷解析支援システム
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概要
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空気の主な物性値として、乾球温度、湿球温度、絶対湿度、相対湿度、比容積、エンタルピがある。空調設備設計者にとって、空気の物性値表はなくてはならないものであるが、従来空気の物性値は紙に印刷された表から探し出していたため、非常に手間がかかっていた。また、表からでは離散的な値しか取得できないということも問題となっていた。そこで、この6つの物性値の内2つを入力すると、他の4つの物性値がもとまるシステムを開発した。また、これを空調負荷解析に応用することによって、凝縮器と蒸発器に関する温度、風量等を入力すれば、熱交換量、装置露点温度等の空調負荷解析を行うこともできるようになった。さらに、空気線図をコンピュータグラフィクスで描画することによって、空気の状態を視覚的に解析することができるようになった。本システムは空調設備設計技術者のための空気物性値の計算機として、また空調教育機関での教育システムとしての利用が考えられる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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