炉容器設計支援システムの開発(1)
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概要
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原子炉容器の設計では性能や機能の他に安全性、信頼性といった強度面,加工設備能力などの製作面等、種々な項目を検討しながら詳細な形状・寸法が決められる。これらの検討はそれぞれ専門部門において持っている種々の資料あるいは専門家が判断した結果(制約条件)を使って行なわれる。このため設計者は各部門と多くの打ち合せを行なう必要があり、設計の変更の度にこれを繰り返すため、多大な労力を必要とするのが現状である。このような労力を低減させるには、各部門の専門知識を取り入れたエキスパート・システムの開発が有効である。(現状の設計作業の流れを[figure1.1に示す。)このような背景のもとに、形状入力から構造強度,製作性の検討をコンピュータと対話しながら行い、各種図面等、必要資料を作成する炉容器設計支援システムを開発中である。今回、板取り,製作工数等、製作性に関する資料を基に設計ルールをつくり、基本形状データから板取り形状,寸法,製作手順図と製作工数表を自動作成する部分を開発したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
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