連続運転システムSURE SYSTEM 2000のOS SXO(1) : 概要
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概要
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90年代の計算機システムを取り巻く環境に対して、当社は、メインフレームシステムコンセプトMISSION/DCを提案している。その通信処理領域に向けて、連続運転性、拡張性、接続性を持ち、次の役割を果たすSURE SYSTEM 2000(以下SURE)を開発した。1)メインフレームシステムの通信処理を、連続運転能力を持つSUREが分担することによって、ユーザから見た全体の連続運転性を実現する(図1)。2)SUREによるメッシュネットワークなど、SUREの連続運転能力を生かした無停止データ系ネットワークの構築を可能とする(図2)。図1の適用形態では、当社の既存のメインフレームシステム(Mシリーズ+CCP)で,業務処理の一部としてホスト上のアプリケーションプログラムで実施していた業務選択、プロトコル変換、コード変換などの通信処理を、SURE上のプログラムが実施する。既存のいわゆるFTC(Fault Tolerant Computer)では、資源をすべて自身で管理して無停止化を図るが、SUREでは,ホストのMシリーズとの連携により、既存のホスト上のアプリケーションや資産を移行することなく、システム全体の連続運転を実現できる。
- 1991-02-25
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