CTRONインタフェース準拠OSのインプリメントにおける高リアルタイム性の実現
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概要
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CTRONインタフェースは、1990年代のオペレーティングシステム(以下OS)の開発を目指したTRON(The Realtime operating system Nucleus)プロジェクトの1つであるCTRONサブプロジェクトが開発したOSインタフェースである。このCTRONインタフェースは情報、通信、交換、ワークステーションに共通なOSインタフェースであり、リアルタイム処理分野ヘの適応、OSの階層化による流通範囲の拡大、及びサブセツト化による応用分野への適用性の向上などの特徴を持っている。筆者らの開発しているVOS/OS(Versatile Communication Server/OS)は日立製作所汎用コンピュータシステムMシリーズ上で動作するCTRONインタフェースに準拠した通信処理分野向けのOSであり、図1-1に示すコンポーネントから構成される。VOS/OSの開発にあたっては高リアルタイム性の実現を目標にした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25