債券先物オプション取引教育用シミュレーションシステムの開発
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概要
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昨今の金融分野では計算機を利用した証券投資技法が米国および日本においてめざましい進歩を遂げている。これに伴い、各金融機関では統計手法や数理解析手法を身につけた金融商品売買者(ディーラー)の育成が急務となっている。NTTデータ通信(株)では、ディーラー教育用のシステムとして、IFCIが開発したGAPを日本語化して提供していたが、Lesson and Quiz型の教授型教育システムでは現実の売買への応用度が低いという問題があった。今回開発した債券先物オプション取引教育用シミュレーションシステム(愛称Dealing Club、以下DCと略)は、学習者を仮想市場環境下において実際に売買の意思決定を行わせるという方法により、GAPで獲得した教科書的知識を実践にどう役立てるかを学べる環境型教育システムとなっている。
- 1991-02-25