UNIX及びSCSIインタフェースを用いた端末の実現例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、電算システムの処理分散化及び高機能化が進み、端末にはより多くの周辺装置(プリンタ、文字認識装置、LAN、FDD、カードリーダ等)を制御する能力が求められている。また、各周辺装置の処理状態や媒体情報等を的確かつタイムリーに取得し、処理することが必要である。加えて、処理の多重化を図り、電算システムトータルのスループットを向上させることも重要である。こうした要請に応えるため、専用端末の世界では専用OS(モニタ)を利用するものが大半を占めている。これは、専用OSが汎用のものに比べ、一般的にコンパクトであり、周辺装置の特性を活かしやすく、かつリアルタイムな処理に適しているためと考えられる。しかし、端末のプログラム規模が飛躍的に増大しつつある状況で専用OSを使用することは、生産物の他システムへの流用が困難になること及び使用するOSに精通したプログラマが限られることなどで問題がある。よって、汎用OS及び標準的なインタフェースを用いて端末を構築することとし、それぞれが持つ規格の範囲内で端末を効率良く使用するための問題点及びその対策について検討、対処したのでその実現方法について提案する。
- 1991-02-25