グラフ構造を用いるアプリケーションのためのグラフ作成支援ツール
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概要
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グラフ構造は、データ構造や処理の流れを視覚的に表現することができるため、データベース、ソフトウェアの仕様記述やビジュアルプログラミングなどさまざまな分野で利用されている。グラフは、形式的にはノードおよびそれらを結ぶリンクの2つの要素によって表現され、ディスプレイ上にてグラフを作成するための操作方法も限られている。しかし、グラフ構造を扱うための柔軟なプラットフォームというものがないため個々のアプリケーションごとにグラフ作成/操作のためのコーディングを行わなければならず、ソフトウェアの生産性という見地からするとノめて不経済である。本稿ではこの点に着目して、グラフ構造を容易に表現し、各グラフ要素に自由にオブジェクト(データ)を設定することによりさまざまな用途への応用をめざしたグラフ作成支援ツールについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25