手続き型プログラムのためのプログラム合成法
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概要
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要求する仕様を満足するプログラムを自動的に作成することはできないか。この命題は、ソフトウェアの作成に携わる人ならば一度は抱く夢である。この夢を実現するために作成されたツールを自動プログラミングシステムといい、その実現技術をプログラム(自動)合成技術という。ソフトウェアの生産性の点では、与えられた仕様を満足するプログラムを完全自動で生成する自動プログラミングシステムを上回るツールはない。しかし、自動プログラミングシステムの生産性がいくら高くても、自動生成されたプログラムのリストをうず高く積まれ、デバッグしてくれと言われたら誰でも逃げ出すであろう。それ故、自動プログラミングシステムは、自動的に生成されるプログラムの品質を保証することにより、ユーザをデバッグ作業から解放するものでなければならない。従って、プログラム合成技術は、与えられた仕様を満足プログラムを自動的に生成するとともに、生成されたプログラムの品質(=生成されたプログラムが与えられた仕様を完全に満足していること)を保証する技術でなければならない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25