共起関係情報の帰納的学習 : 英日機械翻訳への応用
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概要
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英語・日本語間のように構文的にも語彙的にも隔たった言語間の機械翻訳では、共起関係による制約情報を利用して、解析・変換・生成を行う必要がある。そのために、予め辞書中に大重かつ的確な共起情報を記述しておかなければならない。しかしながら、共起情報は、対象とする文章の分野などに依存するので、予め用意していた情報が、かえって翻訳に悪影響する場合もある。そのために、共起情報を、テキストから学習する方式がいくつか提案されている[1]。しかし、これまでの方式では、基本的にテキストに出現した単語と単語の共起を学習するものだった。本発表では、英日機械翻訳システムで、動詞の訳語を決定するための共起情報を、対訳データから帰納的に学習する方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25