ワークフロー管理システムの処理モデルと実装
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概要
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オフィス業務は従来、紙のドキュメントを受け渡すことで行っていた。これではドキュメントを持っている本人しか仕事の現状を把握できない。そのため、ドキュメントの滞留や紛失などが起きた場合でも、管理者がそれを容易に察知することは困難であった。ワークフロー管理システムは仕事の流れをドキュメント(情報・ファイル)の流れで管理する。そのために無駄な事務手続きが減り、業務を合理的に進めていくことができる。これはBPRのアプローチの一つである。今回、上記ワークフロー管理システムに関して、クライアント・サーバの形式で処理モデルを考案した。そして、業務の進行状況の全体を知るためにサーバで情報を一括管理するという実装方式をとり、考案した処理モデルの基本部分を実現できた。その形態と実装方法について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20