Lispの並列処理における共有資源の管理
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概要
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並列Lispでの資源の管理方法について考察する。質源の管理を行なう場合に並列Lispの場合はセルなどのデータの共有を行なう.この共有する質源をどのようにプロセス間で排他処理の方法について提案する。本研究ではセルを取り出すときにプロセスがfree listから1つのセルを取り出すのではなくて、プロセスごとにfree list(Local free list)を持つようにしてそのLocal Free List(LFL)にセルがなくなったときに並列Lisp全体のFree List(Globa Free List)からある数個のセルをまとめて取り出す.これにより、プロセス間の排他処理を行なう回数を減らすことが可能であり、実行の実時間を少なくすることが可能である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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