DB統合のためのスキーマ変換
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概要
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通信網管理業務には伝送路管理、バス管理、回線管理等の網階層別の管理業務及び公衆網管理、専用線網管理等のサービス別の管理業務等、多種多様な業務が存在する。従来、通信網管理のためのデータベース(DB)はこれらの業務目的別に構築され運用されてきた。各DBは使用されているDBMSが異なるだけでなく、各々運用する部署が異なるために、お互いに重複したデータが格納されていたり、著しい場合には、同一の設備を示すデータの表現形式が異なる等の問題がある。近年の複雑化かつ高度化した通信網管理業務では、各部署が自己の保有するデータのみで業務を遂行することは困難となり、ほかの部署のデータが必要になってきているため、各システムの持つDBを相互に参照し、連携する必要性が生じてきた。本稿は、異なる目的及び手段で構築された、通信網管理業務DB群を集約し、散在するデータを-つのプラットフォーム上に展開するDB統合処理の一過程である、スキーマ変換の考え方を示す。
- 1994-09-20