通信網ワイド分散処理プラットフォームPLATINAにおけるアウトラインメッセージ通信機構
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概要
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パーソナノレ移動通信などの高度通信サービスを効率良くかつ柔軟に導入するための通信網ワイドでの協調分散処理をサポートし、厳しい実時間性、高い多重処理性能、高信頼性を満足する、実行環境(プラットフォーム)が必要である。これらの要求条件を満たす分散処理フラットフォームPLATINAの検討を行なってきた。PLATINAにおけるメッセージ通信機構は、メッセージを格納する領域(メッセージバッファ)をすべてのオブジェクトからアクセス可能な空間に配置し、メッセージバッファヘのポインタのみを送信する。通信サービス制御プログラムでは、メッセージは小規模のものが大部分なので、メッセージベッファは短い固定長のものを想定している。しかし、小さいメッセージバッファを用いてファイルなどの大きなメッセージを通信するためには、メッセージバッファヘのコピーと、通信回数の増大によるオーバーへツドが大きい。そこで、メッセージバッファ外に置かれたメッセージ(アウトラインメッセージ)をも通信できるメッセージ通信機機を検討している。本稿では、PLATINAにおけるアウトラインメッセージ通信機構について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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