黒画素塊の上下境界に着目した文書画像の解析方式
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概要
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文書画像の構造解析は既存印刷文書をコンピュータに自動入力するための重要な技術でありさまざまな手法が研究・開発されてきている。一般に画像の構造解析を効率的に行なうためには元画像に対して適当なほかし処理を行なった縮退画像から出発して必要に応じて高解像度の画像(または元画像)を処理していく手法が有効である。文書画像では細長い行矩形が主な検出対象であるため、Run Length Smearing(RLS)と呼ばれる水平方向(横書き文書の場合)に黒ランをつなげていく処理が縮退画像生成のために用いられることが多い。このようなほかし処理によって1)解析初期段階での処理コストの削減、2)大域的な情報(例えば複数の黒画素塊で構成される行矩形)の抽出が可能、などのメリットが得られる。本稿ではこのような縮退画像から出発して文書画像を解析するさいに用いる特徴として黒画素塊の上下境界線分に着目するアプローチを提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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