OODBのOSIディレクトリシステムへの適用 : データ操作
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概要
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筆者らは,OSIディレクトリシステム(以下DS)のデータベース部分を商用OODBを用いて構築を行った.ここでとりあげたDSはオブジェクト指向を意識した仕様になっており,このことはクラス,そしてその継承という概念を持ち込んだこと等をその例としてあげることができる.また一方,オブジェクト指向の特長のひとつとして強力なモデリング能力があげられる.この特長により実世界を自然にデータベース上へ写像することが容易になると一般にいわれている.ただ,性能上の観点からは概念とその実装とは別のアプローチで行った方が効率の良いことが多々あるが,ここではこのモデリング能力を重視し極力概念に忠実に実装を行うことにした.DSにおいて,DSA(Directory Service Agent およびDIB(Directory Information Base)はその各種情報を管理しそのアクセスを司り,ドライバプロセスはそのうちDSにおけるサービスの対象データの管理・アクセスを司っている.以下ではこのドライバプロセスについて述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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