系列外挿課題を解く認知モデルの作成
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概要
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人間による問題解決の認知過程を解明する一つのアプローチとして、系列外挿課題を取り上げる。系列外挿課題とは、「系列axbxcxdx_の_には何が入るか?」[3,1,2]といったものである。系列には、人間が簡単に見出せる規則性があり、延長可能の種類のものである。問題を解くためには、基本的に、領域依存的知識と一般的知識が必要である。領域依存的知識には、記号が文字である場合にabc順のような自然な順序関係の知識、形状、色、大きさ等のその他の個々の性質などがある。一般的知識には規則性に一定周期が存在するであろうという予測や、同一の記号ないし類似度の高い記号同士は強く関係づけられるという予測などがある。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27