システム記憶利用による高信頼システムへのアプローチ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
システム規模の大型化に伴い,システムの高性能化及び信頼性の向上に対する要件が高まっている.ここでは,信頼性の向上に対する取込みについて紹介する.近年,高信頼性の面においては,端末からみたノーダウンシステム,すなわち,システムダウン時には,瞬時に予備システムに切り替えて運用を継続できること(以後,ホットスタンバイと呼ぶ)が一般的なニーズとなっている.この端末からみたノーダウンシステムを実現するためには,高速なシステム切替えを実現しなければならない.従来のホットスタンバイではシステム切替えに"分オーダ"の時間を要していた.ユーザの業務内容によっては,これでもニーズは満足できる場合もある.しかし一方では,この"分オーダ"では社会的な問題となってしまう場合もある.以下,従来のホットスタンバイ方式の問題点を解決するホットスタンバイ方式について紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14