マルチマイクロプロセッサシステム向きのI/Oスケジュール方式の提案
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概要
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マイクロプロセッサが高性能になっても,単一のマイクロプロセッサでは,汎用の中,大型機の性能には及ばない.そのため,複数のマイクロプロセッサを多数結合したマルチマイクロプロセッサとして,性能の良いシステムを,従来のコンピュータよりも安価に実現する試みがソフトウェア,ハードウェアとも進められている.反面,飛躍的に向上するMIPSに比べ,相対的に研究が遅れているI/Oアーキテクチャの問題により,MIPSの活用はI/O負荷の低い,エンジニアリング系のアプリケーションが中心である.即ち,マルチマイクロプロセッサシステムで解決しなければならない大きな問題の一つは複数のマイクロプロセッサで共用する入出力装置をいかにコスト・パフォーマンスよくスケジュールするかということである.そこで,本稿はマルチマイクロプロセッサシステムにおけるOS,特にデバイスドライバのI/Oスケジュールのアーキテクチャとして,DACC方式を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14