"多重化"の概念に基づくオブジェクト指向データモデルの拡張
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概要
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現在我々はAIを応用した自動プログラミングについての研究を行なっている。人間のプログラマは対象とする世界についての知識を持っており、その知識に基づいてプログラミングという知的な作業を行なう。自動プログラミングシステムについても、対象知識の表現が重要な問題となる。知識表現のための枠組として最近注目を集めているものとして、オブジェクト指向のデータモデルがある。またこれは、データベースの分野でも従来の関係データモデルに代わるものとして期待されている。データベースの操作は事務処理プログラムにおいては必要不可欠であるが、オブジェクト指向のデータベースは(従来の意味での)データベースに対象知識を埋め込んだものと考えられる。以上より我々は、オブジェクト指向データベース上での(オブジェクト指向)事務処理プログラムの自動生成に取り組んでいる。本報告では、オブジェクト指向データモデルの拡張による知識表現力法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14