マルチプロセッサ汎用計算機における中断処理の救済方式
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概要
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オンラインシステム等の普及により、中枢となる汎用計算機システムの高信頼化への社会的要求が高まっている。また、より大きな処理能力を得るため、共有メモリ型マルチプロセッサ方式が採用されるようになってきた.このマルチプロセッサシステムにおけるプロセッサの冗長性を利用して、従来から、一台のプロセッサの故障時にも正常な別のプロセッサを利用することによって、故障を発生したプロセッサ上で実行を中断されてしまった処理を再実行し、処理の異常終了、システムの異常停止を回避する方式が開発されてきた.本稿では、汎用計算機Mシリーズのアーキテクチャに基づいた中断処理の救済方式、PRAP(Process Resuming on Alternate Processor)に関して述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01