リサイクルを基盤としたシステム開発・保守環境
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概要
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本報告は中小規模のシステム開発および保守作業における環境の要件と実現方法について提案するものである。本報告で環境とは「言語、ツール、仕様書および仕事のやり方」をさす。筆者らは、オフィスコンピュータ(オフコン)における事務処理システムの構築、導入および運用支援を行っている。また、稼働後に発生する障害の解析、修復やユーザニーズの変化に伴う追加、修正を保守作業として行っている。オフコンにおけるシステム開発・保守作業は以下のような特徴をもつ。・個々の開発作業は中小規模なので、開発期間は短期である。・一人のSEが複数の開発作業と、既に開発したシステムの保守作業を並行して行っており多忙である。・類似したシステムの開発あるいはアプリケーションパッケージの適用であっても、ユーザ毎の細かい事務手続きの違いを考慮する必要があり、作業量が多い。このような前提のもとでのシステム開発・保守作業は、大規模システム開発や自社開発とは違った難しさがあり、環境を考える際にも留意が必要である。筆者らは、まずシステム開発における問題点を現場のSEの視点から、開発工程毎にブレーンストーミングにより洗い出した。次に、全員が共通して持っている問題について、環境面からの対策を出し合い、実現方法を具体的に検討した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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内藤 貴雄
三菱電機
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山崎 利一
(株)オービック
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桑折 浩
丸善
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白石 剛士
日本ユニシス
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岩楯 治
三菱電機ビジネスシステム
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山崎 利一
オービック
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小林 登雄
日本システムリサーチ
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岩楯 治
(株)三菱電機ビジネスシステム
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