マルチメディア分散グループレビューシステム開発
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概要
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近年、ワークステーションの普及やLAN等のネットワークの進展によりソフトウェア開発環境や開発方法が大きく変化してきている。例えば、ワークステーションの普及に伴いCASE等のツールが開発され、開発工数の軽減、設計品質の向上がもたらされている。開発作業には、従来のCASEツールが支援してきた単独作業の調整、意思決定,連絡等非常に多くの協同作業が存在している。従って、こうしたグループでの協同作業、コンピュータで支援できるならば大きな効果が期待できる。こうした背景の基に、ソフトウェア開発時のグリープ作業で特に重要なレビュー作業を取り上げ、その支援システムを開発した。システムは、分散開発環境でのレビュー作業の効率化を目指したもので、レビューしようとするドキュメントの表示ウインドウ、コメント/カウンタコメントせ記録するカードとスタックからなっている。ドキュメント中の指摘箇所とコメントはリンク構造をもち、文字単位で関連付けられるようになっている。また、コメント、カウンタコメントはテキストの他に音声及び動画を用いて行うことができる。本論文では、開発の経緯、システムの概要、利用方法等について述べる。
- 1993-03-01
著者
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