オブジェクト指向をベースとしたCASドキュメント・カスタマイズ機構
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概要
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近年、CASE(Computer Aided Software Engineering)導入の動きが盛んであるが、その効果は心ずも期待通りではないという問題が発生している。その原因の1つとして、CASEが汎用を狙ったものであるため、導入部門の従来の文化と親和性が悪いことが挙げられている。この問題を解決するためには、CASEとしてのブラットフォームを提供し、その上に部門/プロジェクト毎日にあった開発プロセス(工程/ツール)や開発成果物標準がカスタマイズできる仕組みが心要となる。本稿ではドキュメントをベースとしたCASEアーキテクチャという視点からカスタマイズについて論じる。なお、本稿で論じるカスタムマイズ機構は、現在我々が開発している統合CASE環境CaseWindの中でドキュメントビルダという名のツールとしてプロトタイプが実装されている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01