システム設計支援ツール「MYCASE」を利用した協調分散OLTPシステム構築技術
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概要
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最近ソフトウェア生産性向上のため、CASE(Computer Aided Software Engineering)を利用することが定着しつつある。ソフトウェアの開発においては、システムの要求にしたがって課題や問題が発生する。またシステムの高度化・複雑化にともない、システム開発のすべての工程で統合的に問題解決を考えて設計していくことが重要となってきた。そこでCASEを用いることで、トータルな設計を矛盾なく行うことができ、工程の推移も円滑に運ぶことができる。またシステム全体にわたる問題と解決法も見いだすことができる。今回、東芝製パソコンJ-3100上で稼働する、システム設計支援ツール「MYCASE」を利用し、協調分散型OLTPシステムの構築を行った。本システムは異なる機種をLAN接続した構成になっており、それをシステムとして設計していく際、品質確保・要求性能の充足及び耐障害性などの問題を解決する手段としてのCASEを効果的に利用した。本稿では、「MYCASE」をシステム設計の基幹として位置付けしシステムを構築していく、その技法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01