プロジェクトの成否を予測するための一手法
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概要
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プロジェクトの成否は,納期,品質,コストの目標を達成できるか否かによる.プロジェクト企画段階で成否の予測をすることは非常に大切であるが,難しい問題である.実際にプロジェクトを逐行していると,工程が進行するにつれ,企画段階では見えていなかった多くの問題点が明確になってくる.しかし,問題点が明確になった時点で対処するのでは遅すぎたり,対処に時間がかかったりして,プロジェクトの逐行に支障をきたすことがある.プロジェクトを成功させるには,プロジェクト企画段階における精度の高い工数見積りと,プロジェクト逐行上の問題点を企画段階で明確化し,対策を講じることが必要である.前者については多くの手法が提案されているが,後者については整理されたものが少ない.筆者らは,プロジェクト逐行上の問題点に関する特性をあわらす要因モデルを構築し,それを,プロジェクト企画段階で適用することにより,プロジェクトの成否を予測する方法を考察した.本稿では,問題要因モデル構築に考え方と,モデルの適用手法について提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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