最適化に適した中間語の設計
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概要
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筆者らの開発しているシステム記述言語系コンパイラでは、言語依存の前半部と目的機種依存の後半部とを言語/機種独立の中間語で結合した構造をとっている。この中間語におけるソースプログラムの動的な構造の表現が不十分であるために、最適化を行う後半部では、前半部での翻訳時には既に得られていた構造情報を再構成しなければならないという問題がある。現在の最適化処理において、再構成している情報を抽出し、動的な構造を中間語に表現するための方法と表現形式を検討することにより、最適化処理の向上施策と実装上の課題について考察した。以下、本論文では中間語の設計において、特に最適化の効率向上のために必要な情報とその表現形式について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01