オブジェクト指向による空間データ管理 : 地理情報処理への適用例
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概要
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地理情報処理や図面自動入力などの分野で、常に扱うデータの量は、非常に膨大である。そのため、範囲検索や、最近点検索などの空間検索に応じる効率の良い管理構造が望まれる。また、様々な図形デ一タに対して、各応用毎にデータの型とそれを扱う処理が異なるが、図形処理で必要となる基本的な演算は似通っている。これらの共通のデータ型と演算をオブジェクト指向の枠組で整理することにより、異なる応用で共通に用いることができる。本稿では、GBD木と呼ぶ多次元データ管理構造を中核におき、その上での演算をオブジェクト指向の枠組で統合した、汎用幾何図形情報処理のための環境について述べる。その適用例として、地理情報処理への応用についても検討する。
- 1993-03-01
著者
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林 英明
東京大学生産技術研究所
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林 英明
Institute of Industrial Science,University of Tokyo
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大沢 裕
Saitama University
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坂内 正夫
Institute of Industrial Science,University of Tokyo
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