UNIXでの高信頼ファイルシステムの実現
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概要
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リアルタイム性、高信頼性を要求される分野で使用される工業用計算機等でも、市場流通S/Wの利用、S/W資産の有効活用の点から、標準化、オープン性が求められている。一般に、これらの標準化、オープン性といった要求に応えるOSとしてUNIXがある。しかし、UNIXのファイルシステムでは、更新データを扱うにあたり、以下のような問題があげられている。・高速化のためにキャッシュを使用しているので、更新データの確定の保証がない。・ファイルシステムとして排他制御機能が弱い。・索引順編成など、高度なファイル編成機能がない。これらのUNIXファイルシステムが抱えていた問題点に対応するファイルシステムとして、高性能ファイルシステム(MELQISAM)をUNIXを実行環境とした工業用計算機「MELCOM 350-60/AR」上に開発した。本稿では、この高性能ファイルシステム(MBLQISAM)の機能と実現方法等を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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渡辺 秀次
三菱電機(株)情報電子研究所
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鶴 薫
三菱電機(株)情報電子研究所
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猪飼 誉夫
三菱電機(株)情報電子研究所
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加賀屋 芳美
三菱電機(株)情報電子研究所
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猪飼 誉夫
三菱電機株式会社 電力・産業システム事業所
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